治 療 方 針
中医学の基本的な治療法である「経絡治療」を施します。
身体には12本の「経絡」が流れており、
そこには、重要な「経穴(ツボ)」が存在します。
その経絡上で、なんらかのトラブル(例・腰痛、肩こり、眼精疲労など)
があると、「気」の流れが滞り、「気滞」をおこします。
「気」の流れ・・・などと聞くとちょっと理解に苦しみますね。
西洋医学で育った私たちに、いきなり中医学(東洋医学)の話を
持ち出しても興味が涌きません。
そこで、「気」の流れを、「血流」に置き換えて考えると、
わかりやすいかもしれません。
つまり、血流を促進し、血液に含む「酸素」と「栄養分」を身体中に
行き渡るようにするのが「鍼灸治療」なのです。
さらに、鍼灸治療の最大の特徴は
自律神経の調整に適しているということです。
これは、日本の免疫学の権威である新潟大学名誉教授の
安保徹先生も多くの御著書で書かれ、また、講演会でも
述べられているのは「鍼灸治療」での自律神経の調節の必要性です。
安保徹名誉教授と。
東洋医学の「陰陽」とは「自律神経」の
交感神経と副交感神経をあらわしているのです。

中国・西安市民病院にて
患者さんを「元気」にさせることが唯一の治療方針です。
私たちは日常生活のなかでよく「気」という言葉を使います。
「お元気ですか」、「気がつく」、「気持ちがいい」、
「気が短い」、「気に入る」など。
その、ほとんどのものが精神的な要素に関係していること
に気づくでしょう。
そして「病は気から」と西洋医学でも使われるほど、
「気」と「身体」は密接な関係にあるのです。
「気」の基本は心の働きと、
目に見える体の働きとを一つに結ぶこと。
「病気」になる、「「元気になる」と言われるほど
「気」は、人体の健康と関わっています。
ですから、「気」は心と身体、心理作用と生理作用を
深く結んでいる「生命体」(エネルギー)と言われているのです。
鍼灸治療とは、私たちの生命を支えている「気」の
循行を促し、過不足を整え、
「元気」を取り戻すことを本義としているのです。

経穴人形
私たちは、気がめいっていたり、落ち込んでいたりすると
風邪をひきやすくなります。
また、人間関係がうまくいかなかったり、
ストレスがたまると胃潰瘍などの内臓疾患に罹ったりします。
中医学では、こういった状態を「気滞」といい、「気」の滞りと捉え、
気滞の箇所に刺鍼することで、「気」をスムーズに流すようにします。
鍼治療を中心とした鍼灸で「気」を整え、
心身ともに元気に戻すことが「鍼灸治療」なのです。
数千年前に、その医療技術は確立され、
時代を経て人々の間に脈々と受け継がれてきた中国医学
(中医学)は、平安時代に日本に導かれたとされています。
そして、日本の気候風土に合った医療として、
独自の鍼灸治療が完成したのです。

万里の長城にて
宇宙からも見える人類最大の建造物、
万里の長城
誰よりも長寿を願った秦の始皇帝ですが、
外敵からは身を守っても
外邪(病気の原因を「邪」という)に身を滅ぼされました。










































